2023/11/24 お知らせ
2024年2月より始まるGmailのスパム対策強化と、必要な対応について
先日、Google社より、Gmailのスパム対策の強化を行う旨のアナウンスがありました。
https://blog.google/products/gmail/gmail-security-authentication-spam-protection/
2024年2月1日より、Gmail宛にメールを送信する際に、Google社の求める各種要件を満たしていない場合、
送信したメールが迷惑メールに分類される・ブロックされるなどの可能性があります。
そのため、送信したはずの自動配信メールやメールマガジンが
エンドユーザー様に届かない、といった事象が発生する恐れがあります。
Google社よりメール送信者に対して求められていること、
それに対する弊社の対応方針、ならびに店舗様で必要な対応について下記にまとめておりますので
ご確認とご対応をお願いします。
▼ 目 次
1. Gmailのスパム対策について
2. 弊社の対応方針
3. 店舗様で必要な対応
4. 対応しなかった場合の影響
1. Gmailのスパム対策について
Google社より「メール送信者のガイドライン」が公開されておりますので、
下記リンク先の情報をご確認ください。(※)
https://support.google.com/mail/answer/81126
Google社のアナウンス内容から、店舗様で必要な対応について
「3. 店舗様で必要な対応」にまとめましたので、ご確認をお願いします。
※掲載時点の情報であり、情報が更新される可能性があります。
2. 弊社の対応方針
Google社の発表を受け、弊社では以下のような対応を実施予定です。
→追記:下記の対応は全て実施済です。
メルマガ配信において、エンドユーザーがワンクリックで登録解除できるような機能の追加(※)
プロモーションメール(※)に、次の両方のヘッダを含めることができるようになる初期設定を追加
・List-Unsubscribe-Post: List-Unsubscribe=One-Click
・List-Unsubscribe: <登録解除用URL>
※プロモーションメール:下記メニューから配信するメール
プロモーション > メルマガ管理
プロモーション > ステップメール管理
リリース予定日:2024年1月中
→追記:2024年1月31日(水)、初期設定「プロモーションメールワンクリック購読解除ヘッダ追加フラグ」をリリースしました。
※例えばGmailの場合、送信者名とメールアドレスの横に「メーリングリストの登録解除」というリンクが表示されるようになります。
(掲載時点におけるGmailの機能であり、予告なく仕様が変更される可能性があります。)
全てのメーラーで解除用リンクが表示されるわけではありません。
各店舗様へ、SPF、DKIM、DMARCへの対応依頼の配信
店舗様へのご案内は完了しております。
もしご案内が届いていないという場合はサポート窓口までご連絡ください。
各「FROMメールアドレス」に、パブリックドメインやキャリアメールのドメインなどを登録できないよう制御を追加
こちらの対応に伴い、
3. 店舗様で必要な対応 > 自社で所有しているドメインを用いたメール配信の徹底
に記載している内容をご確認ください。
各「FROMメールアドレス」に登録できなくなるドメイン一覧
※上記は掲載時点のもので、変更となる場合があります。
3. 店舗様で必要な対応
Google社によるスパム対策の強化は2024年2月1日から開始されます。
それまでに以下の対応が必要となります。
SPF、DKIM(作成者署名)、DMARCへの対応
下記、各「FROMメールアドレス」に登録されているメールアドレスのドメインについて、
SPFレコードやDKIM、DMARCの設定が必要です。
※複数のドメインを設定されている場合は、それぞれのドメインごとに設定する必要があります。
◆自動配信メール
お店を作る > メールフォーマット登録・照会 > 各メールフォーマット[編集] > FROMメールアドレス
(未設定の場合、店舗管理者メールアドレスの先頭に設定されているメールアドレス)
◆手動配信メール
注文の管理 > 受注管理 > 受注データ管理 > 配送区分/取消区分/入金区分/受注自由区分メール1~5 [編集] > 個別メール配信
> FROMメールアドレス
◆メールマガジン:Mail Publisher連携をご利用の店舗様
プロモーション > メルマガ管理 > メルマガコンテンツ新規登録/一覧 > [新規登録] > メルマガコンテンツ登録・編集 > FROMメールアドレス
システム設定 > システム設定マスタ > 初期設定 > Mail Publisher:FROMメールドメイン
◆メールマガジン:Mail Publisher連携をご利用でない店舗様
プロモーション > メルマガ管理 > メルマガ予約/配信 > [次へ] > メルマガ配信 予約変更・新規予約 > FROMメールアドレス
◆ステップメール:ステップメールオプションをご利用の店舗様
お店を作る > メールフォーマット登録・照会 > 99:ステップメール[編集] > FROMメールアドレス
・Mail Publisher連携をご利用の店舗様
プロモーション > メルマガ管理 > ステップメール予約検索/一覧 > 各メール[変更] > FROMメールアドレス
・Mail Publisher連携をご利用でない店舗様
プロモーション > メルマガ管理 > メルマガ予約検索/一覧 > 各メール[変更] > FROMメールアドレス
対応希望をお伺いするご連絡は完了しております。
もしご案内が届いていないという場合、または
今後新たに対応を希望される場合は、サポート窓口までご連絡ください。
Postmaster Toolsへの送信ドメインの登録と、迷惑メール率0.3%未満の維持
Google社の提供しているPostmaster Toolsにドメインを登録し、迷惑メール率を定期的に監視してください。
迷惑メール率が0.30% 未満(目標:0.10% 未満)を維持できるように、メルマガ登録時の同意確認を明確に行うなど
受信者に迷惑メールと扱われないような運用をお願いします。
▼Postmaster Tools を使ってみる(Gmailヘルプ)
https://support.google.com/mail/answer/9981691?sjid=13896655409170733258-AP
※DNSサーバが弊社管理のドメインをご利用の店舗様
Postmaster Toolsのご利用には、ドメインの所有権確認用レコードをDNSサーバへ登録する必要があります。
確認用レコード登録について、対応希望をお伺いするご連絡は完了しております。
もしご案内が届いていないという場合、または
今後新たに対応を希望される場合は、サポート窓口までご連絡ください。
自社で所有しているドメインを用いたメール配信の徹底
自社で所有していないドメインを利用して配信することは、なりすましと判断され、
メール配信に影響が出る可能性があります。
各「FROMメールアドレス」に、パブリックドメインやキャリアメールのドメインなどを登録できないよう制御を追加します。
以下運用の徹底をお願いします。
各「FROMメールアドレス」に「gmail.com、yahoo.com」のようなパブリックドメインや、
キャリアメールなどは登録せず、自社で所有しているドメインのメールアドレスを使用する。
メルマガコンテンツにおいて、分かりやすい購読解除のリンク表示
メール受信者が受信拒否の通知を容易に行うことができるよう、下記2つの対応が必要です。
・ワンクリックでの購読解除に対応
詳細は
2. 弊社の対応方針 > メルマガ配信において、エンドユーザーがワンクリックで登録解除できるような機能の追加(※)
をご確認ください。
・メルマガコンテンツ内に、購読解除のリンクを分かりやすく表示
詳細は以下のリンクの「4 表示義務について」をご確認ください。
▼特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント(総務省)
https://www.dekyo.or.jp/soudan/data/taisaku/201807mlp.pdf
4. 対応しなかった場合の影響
Gmail宛(※)にメールを配信した際に、以下のような事象が発生する可能性があります。
・メール配信不可
・送信レートの制限による配信遅延、配信遅延によるタイムアウト
・迷惑メールへの分類
※以下が該当します
・メールアドレスの末尾が @gmail.com または googlemail.com の個人アカウント
更新履歴
2023/11/24 新規作成
2023/12/01 DNSサーバが弊社管理のドメインについて、Postmaster Tools使用不可の旨を追記
2023/12/14 弊社の対応方針に、各「FROMメールアドレス」への制御を追加
2023/12/22 弊社の対応方針の項に詳細を追記
店舗様で必要な対応の項に[対応依頼]を追記
対応しなかった場合の影響の項の影響範囲を修正
2023/12/27 『各「FROMメールアドレス」に登録できなくなるドメイン一覧』を追記
2024/01/09 弊社の対応方針の内容を修正
2024/01/16 「ワンクリックで登録解除できる機能」について、内容追記
店舗様へのご案内が完了した旨を追記
2024/02/01 「ワンクリックで登録解除できる機能」をリリースしたため、弊社の対応方針の項に追記