オートスケール | サポートサイト

目次

1.機能概要
2.導入手順
3.オートスケールQ&A

1.機能概要

「オートスケール」は、ユーザーウェブへの秒間PV数に応じて、ユーザーウェブサーバを増減させる機能です。

アクセス集中が発生した場合に、自動的にPV数の上限値を引き上げ、パフォーマンスを維持したままECサイトを運用します。
また、予測できないアクセス集中にも対応できるため、店舗様はサーバのリソースを意識せず、運用に集中できます。

2.導入手順

NO.	担当者	内容
1	店舗様	機能利用申し込みの旨を、弊社担当営業またはサポート窓口までご連絡ください。
2	弊社	影響調査を行います。
3	弊社	下記を、店舗様へお伺いします。 1.オートスケールのプラン 「共用環境」か「専有環境」のどちらか希望する方をお伝えください。 2.想定PV数（平常時とピーク想定時の分間PV数） 3.秒間PV数の上限値 ECサイトにおける、秒間PV数を制限する上限値（しきい値）を設定するため、ご希望の上限値をお知らせください。 上限値を超えてアクセスされた場合は、アクセスをブロックし、PV数を上限値以下に制限します。 ※共用環境を利用する場合、上限の最大値は170PV/秒（10200PV/分）です。 　170PV/秒（10200PV/分）を超える場合は、専有環境をご案内いたします。
4	弊社 / 店舗様	（運用途中から本機能を導入する店舗様のみ）ECサイトのサーバ移行日時を調整します。
5	店舗様	（運用途中から本機能を導入する店舗様のみ） ECサイトのサーバ移行前に、[お店を作る ＞ サイト基本情報 ＞ メンテナンス設定（FROM～TO）]にて、 移行日時にメンテナンス状態にするよう設定してください。
6	弊社	（運用途中から本機能を導入する店舗様のみ）ECサイトのサーバ移行を実施します。
7	弊社	オートスケールを適用します。

3.オートスケールQ&A

オートスケールを利用する上でのメリットを教えてください

1.ECサイトの機会損失を防ぐ
オートスケールを利用することで、突発的なアクセス集中が発生しサーバへの負荷が高まったとしても、
安定して運用を続けることが可能です。
自動でサーバを増加させ、サーバの処理能力を向上させることで、ユーザーのアクセスを適切に処理し、レスポンスの低下を解消させます。
このため、サーバダウンによる機会損失を避けて、売り上げのロスを防ぐことができます。

2.運用コストの最適化ができる
通常、大量のアクセス負荷へ対応できる環境を常に用意するには、増強対応およびその維持に大きなコストがかかります。
オートスケールを利用した場合は、最低限のサーバ構成を維持しつつ、負荷増大に応じてサーバを増加するため、
必要な時だけ必要なコストが発生する無駄のない運用を実現できます。

オートスケール利用時にアクセスがブロックされた際は、どんなページが表示されますか？

共通エラーページ（view ＞ userweb/smartphone＞ common_error.xhtml）が表示されます。

新しいサーバへ移動する際のメンテナンス時間は、どのくらいかかりますか？

約3~4時間かかります。
ただし、ECサイトにて利用しているストレージによって、メンテナンス時間が変動するため、あくまでも目安としてお考えください。

アクセス集中が発生した場合、どのくらいの時間でサーバが増えますか？

目安になりますが、サーバが増加して性能が2倍になるのに約10分かかります。
サーバは、アクセス集中に伴う負荷と連動して増加します。

サーバが減少するタイミングを教えてください。

サーバの負荷が低下した状態で15分間維持すると、サーバの台数をCPU使用率が一定の負荷になるように減少します。

アクセス集中が発生しサーバの増加が完了するまでの、パフォーマンスについて教えてください。

サーバを増加させる際のトリガーとなるしきい値は余裕を持って設定されているため、
アクセス集中が発生した場合にも、パフォーマンスは維持しながらサーバを増加できます。

ただし、タイムセールなどで、瞬間的にアクセスが前時間帯の2倍以上に高騰するような場合、あらかじめサーバを増加することも可能です。
著しいアクセス集中が予想できる場合は、7営業日前にサポート窓口までご連絡ください。