検証済み配信元メールドメイン

機能概要

メール配信データ管理」で管理している、会員登録時や注文確定時等の自動配信メール
(メルマガ配信や、外部システム連携失敗時の店舗管理者メールアドレス宛の通知メール等を除く)について、
メール配信サービス()を経由する場合に利用する設定です。

メール配信サービスにて検証済みのドメインを指定します。(
指定値と、自動配信メール配信時の「FROMメールアドレス」のドメイン(サブドメイン含む)が一致する場合、
メール配信サービスを経由します。
一致しない、または未指定の場合、通常の配信方法となります。

本設定は、メール配信サービス側で検証されたドメイン(またはメールアドレス)であることが前提となるため、
事前に検証作業が必要
です。
そのため、本設定は「参照のみ」とさせていただきます。

設定値を確認するには、下記の順でグローバルナビゲーションからアクセスしてください。


→ 「システム設定マスタ」 → 「初期設定」→「検証済み配信元メールドメイン」

原則ドメインでの検証とさせていただいております。
DNSサーバへの登録が難しい場合など、メールアドレスでの検証をご希望の場合は、注意事項をご確認ください。

メール配信サービスと仕組みについて
メールの配信性能 (メールが受信者の受信箱に到達する割合) が高いサービスを利用しています。

メールが受信者の受信箱に到達する割合とは、配信したメールがどの程度受信ボックスに届いたかを表す比率で、
この到達率を上げるためには、メール配信時の通信を制限する仕組みである、IPレピュテーション(IPアドレスの評判・健全性)
が重要となってきます。

IPレピュテーションが低い場合、配信したメールは受信サーバに届く前に弾かれ迷惑メールとなるため、到達率が下がります。

■本メール配信をサービスを利用するメリット
本メール配信サービスは、メールの信頼性が高められるための機能を含んでおり、配信したメールが高確率で受信されるようになります。

利用する際には、予め配信元となるメールドメインの検証を行い、検証済みのメールドメインで配信をします。
また、バウンスメールを最小限に抑えるため、過去の配信実績をもとに、メール配信サービス側で無効と判断した
メールアドレスには配信を行いません。
無効と判断された場合の挙動の違いについてはページ下部「宛先が無効と判断された場合の挙動について」をご確認ください。


運用手順

メール配信サービスを経由する場合、ドメイン(またはメールアドレス)の検証作業が必要です。



STEP1.自動配信メール用ドメインのご連絡

自動配信メール配信時の「FROMメールアドレス」に入るドメイン
(例:FROMメールアドレスが『test@mail.interfactory.co.jp』の場合は『mail.interfactory.co.jp』)を、弊社宛にご連絡ください。

※上記ドメインに対してDMARCが未設定の場合、DMARCも設定いたします。
 DMARCレポート送付先のメールアドレスも、合わせてご連絡ください。

※メールアドレスでの検証をご希望の場合は、注意事項をご確認ください。

弊社での検証作業に入る前に、店舗様の自動配信メールについて、バウンスとなるデータ(※)の有無を調査いたします。
調査結果によっては、本システムに存在するバウンスとなるデータのメンテナンス(例:会員データの削除など)を、
メール配信サービスご利用前に店舗様へご依頼する場合や、
バウンスとなる宛先に送信されないよう、弊社で事前に設定する場合もあるため、あらかじめご了承ください。

※バウンスとなるデータとは、過去に自動配信メールが配信できず、宛先が存在しないとみなされるメールアドレスのことです。
 多くの場合、大量に登録された不正な会員データなどを指します。



STEP2.「FROMメールアドレス」の検証作業

検証作業は、以下のいずれかとなります。

ドメインでの検証で、DNSサーバが弊社管理の場合
ドメインでの検証で、DNSサーバが店舗様の場合
メールアドレスでの検証の場合


ドメインでの検証で、DNSサーバが弊社管理の場合

STEP1でご連絡いただいたドメインの検証作業を、弊社にて実施します。


ドメインでの検証で、DNSサーバが店舗様の場合

STEP1でご連絡いただいたドメインの検証作業時に発行される下記レコードを弊社よりご案内します。
お手数ではございますが、店舗様管理のDNSサーバへご登録ください。

・MXレコード
・SPF用のTXTレコード
・DKIM用のCNAMEレコード
・DMARC用のTXTレコード(DMARC未設定の場合のみ)

DNSサーバへのレコード登録が難しい場合は、メールアドレスでの検証も可能ですが、
エンドユーザーが受信するメールの送信元情報に「"メール配信サービス名"経由」と表示されます。
あらかじめご了承ください。

また、キャリアメールなどへの到達率が下がる可能性があるため、本システムではドメインの指定を推奨しています。


メールアドレスでの検証の場合

DNSサーバへのレコード登録が難しい場合は、メールアドレスでの検証を行います。
メールアドレスでの検証時に関する注意事項をご確認の上、FROMメールアドレスとして使用するメールアドレスをご連絡ください。

ご連絡後、いただいたメールアドレスへ確認メールを配信します。
メールが届きましたら、お手数ではございますが、メールの確認と本文に記載されたURLのクリックをお願いします。

※確認メールは、件名に「Email Address Verification Request」が含まれたメールです。

URLのクリックで、検証は完了です。



STEP3. 設定完了

検証作業完了後、本設定にドメイン(またはメールアドレス)が登録された状態となり、設定は完了です。

本設定の指定値と、自動配信メール配信時の「FROMメールアドレス」のメールアドレスまたはドメイン(サブドメイン含む)が一致する場合、
メール配信サービスを経由します。


注意点

宛先が無効と判断された場合の挙動について

宛先がメール配信サービス側で無効と判断された場合、メール配信されません。
あらかじめご了承ください。

・メール配信サービス側で「過去、配信が失敗しているメールアドレス」を集計しています。
 宛先が無効と判断された場合、配信されなくなりますが、この場合でも、本システム上は「配信済み」の扱いになります。
 (メール配信サービス側が配信を停止している状態)
・会員データや受注データは問題なく作成されます。

■メール配信サービスを利用する場合とそうでない場合の違い
・メール配信サービスを利用しない
 無効なアドレスであることは関係なく配信する。エラーメール(MAILER-DAEMON)が届く。

・メール配信サービスを利用する
 配信対象のアドレスが無効と判断された場合、配信しない。
 ※不達メールとなる1通目は配信され、エラーメール(MAILER-DAEMON)が届く。
  上記タイミングで無効なアドレスと判断されることにより、2通目以降から配信されないが、エラーメール(MAILER-DAEMON)は届く。



設定による挙動の違い

設定による挙動の違いは以下の通りです。
メール配信サービスを経由しない場合、通常の配信方法になります。

No. 本設定での指定 自動配信メール配信時の
FROMメールアドレス
一致判定結果 メール配信サービスを経由するか否か
1 interfactory1.co.jp test@interfactory1.co.jp 一致 経由する
2 interfactory1.co.jp test@example.com 不一致 経由しない
3 interfactory1.co.jp test@test.interfactory1.co.jp 一致 経由する
4 interfactory1.co.jp test@testinterfactory1.co.jp 不一致 経由しない
5 interfactory1.co.jp,example.co.jp test@interfactory1.co.jp 一致 経由する
6 interfactory1.co.jp
test.com
test@interfactory1.co.jp 一致 経由する
7 test@testinterfactory1.co.jp test@testinterfactory1.co.jp 一致 経由する
8 test@testinterfactory1.co.jp test@example.com 不一致 経由しない
9 指定なし test@testinterfactory1.co.jp 不一致 経由しない

当ページの記載内容は、標準機能に関するものです。
機能に関するカスタマイズをされている場合にはこの限りではありません。