メルマガ機能を用いてプロモーションメールを配信する場合のご留意事項

本システムのメルマガ機能を用いてプロモーションメールを配信する際に、
「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律 (以下、特定電子メール法) ※1」違反とならないための対応や、
迷惑メールと判断されにくくするために対応しておくべき内容をご紹介します。


※1 特定電子メール法は、日本において迷惑メールを規制するために、2002年に制定された法律です。
2008年に法改正が行われ、原則としてあらかじめ同意した者に対してのみ送信が認められる「オプトイン方式」の導入や
罰則の強化が図られています。

▼特定電子メール法に関する外部サイト
・消費者庁ウェブサイト
 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_transaction/specifed_email/



目次

エンドユーザーの同意を得る
メール内に配信停止するための導線を設置する
送信者情報を表示する
ワンクリック購読解除機能を利用する
自動配信メールとは送信元メールアドレスを分ける
SPF、DKIM、DMARCに対応する



エンドユーザーの同意を得る

特定電子メール法では、プロモーションメールの配信において、
エンドユーザーから事前に同意を得る「オプトイン方式」への対応が義務づけられています。

メルマガ購読フォームやメールマガジン登録ページ(mailmag.xhtml)からメルマガ購読を受け付ける、および、
新規会員登録時には、メルマガを受け付けるかどうかをエンドユーザー自身で選択できるようにしましょう。



初期設定「メルマガ会員登録ダブルオプトイン設定」を利用することで、
メルマガ購読フォームやメールマガジン登録ページ(mailmag.xhtml)からメルマガ購読をする際に、
入力したメールアドレスへメールを配信し、受信者本人の何らかの操作をもって、メルマガ配信の同意を得たとする
ダブルオプトイン(2段階認証)を実施することも可能です。



メール内に配信停止するための導線を設置する

特定電子メール法では、オプトアウト(配信停止)をするための導線設置も義務づけられています。
メール内に、オプトアウト(配信停止)方法を分かりやすく記載する必要があります。

分かりやすい場所に配信停止のURL(サービスURL/mailmag_cancel.html)を設置したり、
配信停止用のメールアドレスを記載して、配信停止の手続きを簡潔にしましょう。



送信者情報を表示する

特定電子メール法では、送信者情報として以下の表示が義務づけられています。

1. メール本文に、送信者などの氏名または名称
2. メール本文に、受信拒否の通知を受けるための電子メールアドレスまたはURL
  ※上述の「メール内に配信停止するための導線を設置する」が当てはまりす。
3. 受信拒否の通知先の直前または直後に、受信拒否の通知ができる旨
4. 任意の場所に、送信者などの住所
5. 任意の場所に、苦情・問合せなどを受け付けることができる電話番号、電子メールアドレスまたはURL


上記の情報は、受信者にとって分かりやすいように、メール本文の最初または最後に記載することが推奨されています。



ワンクリック購読解除機能を利用する

初期設定「プロモーションメールワンクリック購読解除ヘッダ追加フラグ」を利用することで
メールのメールヘッダに、List-Unsubscribeヘッダ、および、List-Unsubscribe-Postヘッダが追加されます。
ヘッダが追加されたメールは、エンドユーザーがワンクリックで購読解除できるようになります。

本機能を利用することで、Gmailのメールアドレス宛に1日5,000通以上送信するような場合に、迷惑メールと判断されにくくなります。

※本機能は「メール内に配信停止するための導線を設置する」対応としても、ご利用いただけます。



自動配信メールとは送信元メールアドレスを分ける

エンドユーザー自身が受信を希望したプロモーションメールでも、迷惑メールフォルダに入れたり受信拒否されることがあり、
迷惑メールとして扱われた送信元のメールアドレスは、次に受信したメールも迷惑メールと判断されやすくなる可能性があります。

そのため、自動配信メール(会員登録時送信メールや注文確定時送信メールなど)の「FROMメールアドレス」と、
プロモーションメールの「FROMメールアドレス」は、別のメールアドレスを使用しましょう。

例)
自動配信メール:order@******.com
プロモーションメール:deals@******.com



SPF、DKIM、DMARCに対応する

プロモーションメールの「FROMメールアドレス」「エラーメール返信アドレス」に設定しているメールアドレスの
ドメインを管理するDNSサーバに、SPF、DKIM、DMARCが設定されていない場合、
迷惑メールとして判断されやすい、メールが届きにくい状態になってしまうため、設定するようにしましょう。


SPF、DKIM、DMARCとは、送信元メールアドレスを偽るなりすましメール、迷惑メール対策として有効な送信ドメイン認証です。
Google社の「メール送信者のガイドライン」でも、必要な対応として公開されています。

・メール送信者のガイドライン
https://support.google.com/a/answer/81126

当ページの記載内容は、標準機能に関するものです。
機能に関するカスタマイズをされている場合にはこの限りではありません。